2018年バスク旅 ⑥サンセバスチャンからサンジャンドリュズへ電車で日帰り観光
スペイン滞在2日目。この日だけは拠点移動のない1日フリータイム!滞在初日はトロサで山バスクを堪能したので、この日は国境を超えてフレンチバスクへ行くことに。
フレンチバスクといっても選択肢がいくつかあり、生ハムの産地で川沿いに並ぶ建物が特徴的なバイヨンヌか、洗練された高級リゾート地のイメージがあるビアリッツ、可愛らしい街並みのサンジャンドリュズの3択で悩みました。今回は小さな街でゆっくりと街歩きをしたいので、可愛らしい街並みが気になるサンジャンドリュズに絞りました。
サンセバスチャンから各地にバスが出ているので便利ですが、本数が限られているので電車を利用してフランスのエンダイヤで乗り継いで移動することにしました。
ホテルで朝食を食べた後、10時過ぎにAstoria7を出発し、徒歩10分くらいでEuskotren(バスク鉄道)のAmara-donostia駅に到着。
予めgooglemapで時刻表を調べていたので、予定通りHendaia行き10:45の電車に乗ることに。この時は4番線が乗り場でした。
チケットは券売機で購入。
画面右側のIRUのゾーンにHendaiaが含まれているので、こちらを選択。
Amara-donostiaからHendaiaまでの料金は5.5€でした。
チケットを機械に通して構内へ。この電車だったか忘れてしまいましたが、挿入方向がチケットに矢印などで印字されている場合は、その向きでないと通れないので注意して下さい。そんな不注意なのは私だけかもしれませんが、何回か通れずに焦りました。
約40分で最終降車駅のHendaiaへ到着。予定していた帰りの乗り継ぎ時間が5分くらいだったので、先に帰りのチケットを購入。でも、Amara-donostiaを通るHendaia-Lasarte間はこの時の時刻表で毎時3分と33分発の電車があったので、そんなに心配はいらないと思います。今回、スペインバスクのバスや電車は時間通りで安心して利用できました。
問題はフランスバスクの電車でした!バスク鉄道(Euskotren)のHendaia駅を出ると、目の前にフランス国鉄(SNCF)のHendaye駅があります。
Hendaye駅でSaint jean de luz-Ciboure駅までの切符を券売機を買おうと思ったのですが、買い方が分からず、窓口(BILLETS)で購入。フランス語はボンジュール(挨拶)とメルシー(ありがとう)しか知りませんが、紙にSaint jean de luzと書いて、ジェスチャーで往復と伝えて何とか買えました。英語も少し使えたので良かった。とても親切な女性が行きの時間と帰りの時間も教えてくれたのですが、ここで帰りの時間を確認できて良かったです。かなり本数が少なく、午後はおそらく2-3本しか無かったし、夕方以降はサンセバスチャンに戻れる電車はほとんどないんじゃないかって感じでした。そして、行きの時間で何かトラブル?があったようで、構内に仲間がいるから詳細を聞いてくれと言っていたので構内に戻りました。
構内に戻ると、駅員さんがチケットを見せてくれと確認に来てくれて、話を聞いたら、予定していた11:57発の列車がどうやらキャンセルのよう。電光掲示板には「Supprime」の文字。後から調べたら、「削除」という意味らしい。とにかく、次は13:22の1番線発の電車だよと教えてくれました。ただでさえフランス側の電車の本数は少ないのにこれは痛い!でも、せっかくここまで来たので約1時間30分待つことに。13:22に乗っても、Saint jean de luz-Ciboureまでの乗車時間は約15分なので、14時には街を観光できる。帰りは17:10発に決めていたので、約3時間のフリータイムがあるならいいやって感じでした。
ちなみにHendayeからSaint jean de luzまでの料金は往復で10.8€。
さて、どうやって時間を過ごそう。駅の中にちょっとした売店もある。ここでフランスバスクのお土産も買えるようだ。唐辛子入りキャラメルや黒さくらんぼのジャムもあった。
駅の周辺にはカフェもある。
時間がかなりあるので、結局周辺を散歩しました。駅を背に右側へ進むと、徒歩5分もしないところにワインショップやパンとお菓子のお店があったので入ってみました。ワインショップは種類豊富で見応えあり!
写真上部のメレンゲのお菓子が面白い。
お散歩したあとは構内のベンチで電車を待ちました。乗り場に移動する際にチケットを写真の黄色い機械に通す人もいれば通さない人もいたので、一応通してみたら時刻が印字されました。でも、駅でそれをチェックする人はいなかったのであんまり意味がなかった。電車は予定より少し早い時間に手前の1番線に到着したので、乗って発車を待ちました。パリ行きの人もいて、その人たちは乗り換えが必要と駅員さんから教えてもらっていました。
約15分でようやくSaint jean de luz-Ciboure駅に到着!
googlemapを片手に散策。小さい街なので、気軽にお散歩できます。
気になっていたバスク料理をリーズナブルに楽しめるレストラン「Chez Pablo」へ向かいましたが訪れた木曜はお休み!さらに、到着した14:00頃は午後休憩のお店も多くほとんどのお店がやっていない!あまりリサーチせずに街歩きメインで来たのでしょうがない。15:00-16:00頃には午後休憩のお店がちょこちょこと開き始めました。どこかで魚介のスープを飲みたいと思っていたのですが、夜に全力のサンセバスチャンバル巡りをしたかったのでセーブしました・・。
駅の近くにあるLes Halles de Saint jean de luzという市場も営業時間が7:00-13:00なのでクローズ。市場では火曜と金曜の朝にマルシェもやっているみたいです。この方の市場飯が美味しそう。
街は白と赤の建物が多くてやっぱりフランス。
バスクリネンでテーブルセットしてますね。
バスクリネンのお店が多く、お店によって少しずつ色の組み合わせが違うので、お気に入りの組み合わせを見つけられるといいですね。
私はバスクリネンのストライプはあまり好みでないので買いませんでしたが、このお店でお買い得品を1つ購入しました。
バスケットの中の白地に赤の模様がある布を5€でゲット。
包装がまた素敵すぎる。
バスク十字「ラウブル」のシンボルマークを使った商品も多い。
可愛い雑貨の店もあった!
麻の靴底が特徴的な靴・エスパドリーユの店もあります。何年か前は好きだったけど、最近はそれほどではないので購入しませんでしたが、いつかオーダーメイドで1足くらい買ってみたいな。
缶詰のお店もありました。
フランスの缶詰のデザイン可愛い。そしてその分高めだった気がします。セット売りや詰め合わせメインでした。
ロブスターの缶詰?初めて見ました。
フランスのルイ14世とスペインの王女が婚礼を挙げたsaint jean baptiste教会も見学できます。日曜の朝は賛美歌も聞けるそうな。
内装はバスク様式。木造で上品な内装はとても素晴らしかったです。
シックな木造のバルコニーは3段で構成されている。
ここのパイプオルガンの音色を聴いてみたいものです。
バスク様式の教会を初めて見て、とても素敵だと思いました。
この教会で行われた婚礼の引き出物としてマカロンが用意されたのですが、その王室御用達のマカロン発祥とも言われる老舗のお店がこの「メゾン・アダム」です。そのマカロンはとても素朴なアーモンドベースの焼き菓子らしく、是非一度は食べてみたい!と思っていたのに、ここも臨時のホリデーでした・・・。ビアリッツにもあるみたいですね。食べてみたかったよー!残念!!
そういえば、メゾンアダムの外装でも飾られているこの唐辛子ですが、フレンチバスクにはエスペレット村という唐辛子で有名な村があります。建物に唐辛子が飾られてあって人気があるみたいです。
結局、お昼やマカロンを食べ損ねたので、このお店のお菓子を食べました。
結構奥行きのある店内。
ケーキ。ミルフィーユが美味しそう。
チョコも種類がたくさん。
Touronというお菓子もバスクのお菓子で、アーモンドベースの味で半生食感らしい。ヌガーのような。いろんなフレーバーがありました。1個くらい買えば良かったかな。
焼き菓子もたくさん。
私は黒さくらんぼのジャムを味見したかったので、黒さくらんぼジャム入りのガトー・バスク1.8€を購入。
ジャムは甘かった。少し酸味があるのかな?
海も見えるので、港や海岸沿いをお散歩しました。
波がサンセバスチャンのコンチャ湾の夕方よりは穏やかだった。
海岸沿いの遊歩道につながる建物が興味深い。
ちょっとした橋?を渡って中に入るのですね。
そしてフランスのスーパーも寄ってみたかったので、Carrefour Cityへ行くことに。移動途中で超好みの外観のお店を見つけてテンション上がりました。お店には入らなかったけど。
Carrefour Cityへ到着。
向かいにはMonoprixがあります。Monoprixもスーパーのはずなんですが、私には日用品売り場しか見つけられなかった。
Carrefour Cityはスペインバスクのスーパーとは違うものが売っていて楽しかったです。フランスに来るとフォアグラやトリュフ製品の種類が多い気がする。これはバスクのポテトチップス2.5€。
黒さくらんぼのジャムはメーカーも選べるほど種類豊富。ジャム好きの友人へ1つ購入。
一番注目したのがロゼのシードル(スペインで言うとシドラ)。ロゼは初めてみたよー!めっちゃ買いたかったけど、重い荷物を持ったまま街歩きやバル巡りをしたくなかったので断念しましたが、スペインバスクのスーパーでは見かけることがなかったので買えば良かった・・。
ノルマンディー地方のシードルも有名ですよね。これもスペインバスクでは見かけなかった。このほかにもやっぱりフランスワインの種類は豊富でした。バスク地方はちょっとの移動でスペインもフランスも楽しめちゃうのが最高ですね。
エスペレットの唐辛子製品もいろいろありました。日本でいうところの一味唐辛子のようなものが約7.5€、塩とエスペレットの唐辛子を少量MIXした商品が約3€だったので、安い方を買ってみました。今度焼き鳥にかけて食べてみよう。せっかくだから一味唐辛子的な商品も買ってみるべきだったかも。
パテの種類のいくつかあり、バスクのパテなんてものも!どの辺がバスクっぽいんだろうと気になりましたが、売り切れでした。定番のレバーパテやパテドカンパーニュもあったので、サンジャンドリュズに泊まるならロゼのシードルやフランスワインと一緒に楽しんでみたいな!
フレンチバスクっぽいものを買えて満足。
この時点でフリータイム3時間でしたが、残り1時間で結構時間が余りました。お昼ご飯をレストランで食べていたらちょうど良かったのかも。そろそろ駅へ戻ります。戻る途中にシャレオツな映画館を発見。
中は近代的。
時間があれば、フランスの映画館でポップコーン買って見てみたい!
当たり前ですが、フランス語ですよね。
駅に戻る間に不動産もいくつか見かけました。バスクにプール付きの別荘とか、いいなぁ。
道中、お肉&お惣菜のお店もありました。サイズがでかい!
市場を見れなかったので、こういう食材やお惣菜が見られて楽しかった。
そして駅へ到着。切符は往復で買っておいたので、行きのように電車がキャンセルにならないことを祈りつつHendaye行きの1番線へ向かいました。
望み通り17:10の電車に乗り、Hendayeには17:27分着。バスク鉄道のHendaia駅を出発するLasarte駅行きの電車の時間が17:33。5分での乗り換えは少し諦めていましたが、意外に大丈夫でした。約40分の乗車でAmara-Donostia駅に18:10分着。
19時待ち合わせで昨日サンセバスチャンのバル巡り案内をしてくれた方に今日も案内をお願いしていたので、そのまま待ち合わせ場所に向かいました。
次はサンセバスチャンのバル巡り2回目です!