2019年カンボジア・ホーチミン ⑧クチトンネルツアー&ベトナム戦争証跡博物館&チーズランチ&ロールディナー
朝ご飯は昨日露店で購入したカニスープをレンジでチン!中華系の人が作ったスープなのでとろみがすごい。カニ味は少なめ。
今日はVELTRAで予約したクチトンネル半日ツアー(午前)35USDに参加します!
ホテルまで送迎があるとのことでしたが同行者宅には迎えが難しいようで、指定の時間にデタム通りにあるTNKオフィスへGrabタクシーで向かいました。
日本語も話せるベトナム人ガイドさんや同じツアーへ参加するメンバーと合流。車で約2時間弱移動してクチトンネルへ到着しました。道中で漆塗工房へ立ち寄りがありました(写真撮影不可)。ガイドさんは自分の中で定番のネタがあるようですが、かなり自分のペースで話す方だったのでちょっと疲れてしまった。
到着後はパンフレットをもらい、映像でクチトンネルについての説明がありました(日本語)。ほとんど前知識無く訪れたので、1960年代から続いたベトナム戦争中にまさにこの場所でアメリカ兵とのゲリラ戦が行われていたことや全長200kmを超えるトンネルでの暮らしについて学ぶことは勉強になりました。
アメリカ兵に家族を殺されたベトナムゲリラ兵の復讐に燃える不屈の精神やトンネルの中の暮らしでもささやかな楽しみを見つけられる心の豊かさにも驚きました。苦しい状況だからこそ・・というところもあるのだろうか。
ガイドさんに続いて見学開始です。
一見何もない場所ですが・・。
人が潜める場所があるんです!この穴から不意打で攻撃されたら対処は難しいですよね。
施設の方が実演してくれて、入りたい人は中へ入ることも出来ます。ふとっちょなのでまず自分が穴に収まるか心配でしたが何とか入れました。小柄なベトナム人が入れるくらいの穴だったので、アメリカ兵は中へ侵入することが難しかったようです。今は観光用に穴を少し広げているという噂もあります。
本物の戦車も展示してあります。戦車に乗って写真を撮ってもいいみたいですが、同行者がガイドさんに写真を撮ってきていいか聞くと駄目だと言われていました。いいはずなんだけどな〜。施設の中でスルーする場所も多かったし、そんなに説明もしていなかったので私の中ではやや不完全燃焼のツアーでした。
当時のベトナムゲリラ兵の様子の展示も。
施設には罠の展示が沢山あります。殺す目的だけではなく、あえて負傷させることで看病する人員も含めて戦闘員を減らす作戦もあったことに感心しました。
罠の種類が多く、自分達で用意出来る材料を上手く活用し、内臓や頭、足など負傷させたい箇所を狙った罠を作る。創意工夫が凄いです。どのようなカラクリか動かして見せてくれました。
武器を作る様子も展示されています。
写真では分かりにくいですが射撃場もあります。3000円で10発です。銃を撃ったことがないのでやりたかったのですが、1発だけの体験はNGでした。射撃の音が凄く大きいので10発も撃つのに怖気付いてしまいました。思ったより値段も高いし。でも、いつかやってみたいな(戦争以外で)。
ライスペーパー作りの工程も見学出来ます。1つ1つ手作業で米粉ベースの液体をクレープみたいに丸く薄く蒸してザルみたいな素材に広げて天日干ししていました。
爆弾投下の跡地は風化されつつありました。
最後にクチトンネルの内部の移動体験をしました。多分穴は観光用に当時よりもかなり広げてあるんじゃなかろうか。中での移動は1分あるかないかぐらいかな?
中はひんやりしていて暗い。音は外に比べてとても静かで自分の移動の音ばかりが聞こえます。ほんの少しの体験と思えばこのトンネルを屈んで移動するのは大丈夫ですが、ここで生活するとなると話は全然違います。私は5分も持たないんじゃないかな・・。
最後にベトナム兵の食事だったキャッサバ芋と笹の葉茶を頂きました。芋はホクホクしていて味の薄い里芋のような味?ピーナッツ塩について食べるみたいです。
ガイドさんが芋をとても美味しそうに食べていたので、もっと食べてくださいと言ったら大丈夫と言っていたやり取りがなんだか面白かったです。
ガイドさんはお土産コーナーを素通りしたけど、米のワインなどお酒なんかも売ってました。
帰りはリクエストしてベトナム戦争証跡博物館前で降ろしてもらいました。到着は14時頃だったかな。
40,000VND(約200円)でチケット購入。同行者と別行動で1人で見ました。
敷地内には様々な戦車や飛行機が展示されています。
拷問の道具や人を閉じ込める場所も展示しています。
屋内には戦争時の写真など沢山の展示があります。日本では展示に配慮されそうなくらい生々しく惨たらしい写真があり、1人で見学するには堪え難いものがありました。私には実際にあったこの現実が受け止めきれずに気が滅入って涙してしまいました。しばらく椅子で休憩しながら見れるものだけ見ていきました。
ある写真では殺した人の首を持って笑顔で戦利品として記念写真を撮っていました。逃げまとう人々、皆殺しの人々、ショッキングな写真の連続でした。今も戦争が続いている国がある。自分達も他人事じゃなくなる日が来るかもしれない。
枯葉剤の被害を伝える写真も凄まじかった。無差別で撒いたので、ベトナム兵だけでなくアメリカ兵も被害を受けていた。戦後にアメリカはアメリカ兵に対しては加害を認めたけれど、ベトナム兵に対しては認めていないらしい。
見学の後はしばらく塞ぎ込んでいたのですが、同行者と合流して同行者オススメの「Pizza 4P's」というお店へ歩いていくことに。階段を登ってお店へ。
スタイリッシュで落ち着いた空間。客層は観光客メイン。同行者はここの店は賃金も高めなのではと言っていた。質のいい人材を雇うにはそれなりの賃金が必要とのこと。同行者曰く現在ベトナムの景気は良く、どの職業でもボーナスは出るし賃金がアップするそうな。中には何千万と稼ぐ人もいるようだ。
今、ベトナムでビジネスを始めたら伸び代があるんじゃないかとも言っていた。小難しいことは私には分からない。ただ、確かに10年位前にホーチミンに来た時よりも都会的なエリアやお店が増えていて、国としての景気の良さを感じた気がする。
テーブルに着席。
メニューはチーズを軸にしたパスタやピザがメイン。
この店ではとろけるフレッシュミルクのような味わいのブッラータを押している。
私はキノコのピザ、同行者はマルゲリータを注文したかったので、ハーフ&ハーフでオーダーしました(約850円?)。Four Flower Pizzaという花をトッピングしたピザも気になる。
Burrata with Parma Ham & Mixed Tropical Fruitsのスモールサイズ120,000VND(約560円)も注文。
チーズを使用したスイーツも種類豊富。食後にCamenbert Cheese Ice Cream 45,000VND(約220円)も注文。
飲み物は白のサングリアが好きなので、グラス95,000VND(約450円)を注文。
柚子ビールがあるあたりに日本人経営を感じます。
白のサングリア到着。味は忘れてしまった。
フレッシュさがあってブッラータ自体が美味しかった。そして、ブッラータ・生ハム・フルーツの組み合わせはさらに美味しかった!
甘しょっぱさをブッラータのクリーミーさでマイルドに仕上げる感じの組み合わせがいい!日本で同じようなメニューがあったとしても、ドラゴンフルーツが入っているのが東南アジアらしい。
店内の釜で焼きたてのピザ。想像通りの美味しさで嬉しいです。
チーズのアイスはバニラの味わいの中にややまったりしたチーズ風味。どんなチーズの味かは説明出来ない。
追加でベトナムコーヒーも頼みました。コンデンスミルクみたいなものがタップリで甘すぎるからあまり好きではないくせに、ベトナムに来たからと頼みたがる私。
この店は雰囲気がお洒落なのと、ブッラータが美味しいのが良かったです!
一度同行者宅へで戻って休憩し、夜は同行者オススメの欧米系の人が集まる2区へ!今日も配車アプリのGrabが大活躍です。
雑貨屋さんや飲食店が多いので、落ち着いたお洒落エリアでちょっと散策したいなって気分の時には2区がいいかもしれません。
カードを購入して好きなビールを自分で注ぐお店なんかもありました。
「SAIGON ROSE」のピンクがきゃわいい。
「Annam Gourmet Market」にも行きました。
ランブータンの蜂蜜を紹介してくれました。買わなかったけど、味はかなり気になる・・。カンボジアで気に入った生胡椒を生鮮コーナーで見つけた同行者は即買いしてました。
日本人在住者はこういうのを買うのでしょうか。
夕食は同行者チョイスの「Quan Bui Garden」へ徒歩で向かいました。
店名通り屋外エリアはガーデンです。
私達は店内へ着席。
メニューは写真付きなのでわかりやすい。
ロール系が好きなので、Mixed platter of rolls 189,000VND(約900円)を注文。あと、ソフトシェルクラブのタマリンドソース259,000VND(約1200円)も注文。
ロール系盛り合わせは満足度高し!生も揚げもあって色々なロールを楽しめるのが嬉しい!味も美味しい。
ソフトシェルはやや大きめで3-4匹だったような。タマリンドソースが甘酸っぱい。ソースと絡めると少しフニャッとするので、私は揚げたままの方が好きかも!
そんなにお腹が空いていなかったのにカニ入りのライスも頼みました。蟹身が少なくて味も薄めだったので頼まなくても良かったかも?
他にもドリンクを約1杯ずつ注文して合計4000円以下だったかな?ご馳走様です!
食事の後は同行者宅で空港に向かう時間まで休憩し、Grabで空港へ。
今回の旅は同行者任せの部分が多くて私はあまり役に立たなかったけど、同行者も楽しんでくれていたら嬉しいな。同行者のおかげで自分だけでは体験できないことを沢山味わうことが出来て面白い旅でした。
関西空港到着後に大阪をぶらぶらして深夜バスで帰路に着きました。