武蔵小山にある最高の焼肉屋「和田」
武蔵小山にある焼肉「和田」。
職人気質の頑固ジジイと小うるさいおばさんが夫婦で営むお店。
予約をしていないとちょっと怒られる。もしくは入れない。
20時以降は予約を受けつけないこともある。
事前予約しないと食べられないメニューがいくつもある。
事前予約してもそのメニューを食べられないこともある。
電話予約の時は必ず初めてじゃないよね?と聞かれる。
最初にまとめて頼まないと追加注文できないメニューがある。
沢山頼みすぎると注文の量を制限する時がある。
追加ドリンクをまとめて注文しないと小言を言われる。
日によって肉のコンディションが異なることがある。
営業中に夫婦でもめている時がある。
火力の調整はさせてもらえない。
網変えは要求しない方が賢明。
写真は基本的にNG。
それでも「和田」には行きたくなる。
何度でも。
何故なら、感動する味わいの肉に出会えるから。
ハラミ、ロース、レバーは欠かせない。
初めて食べた時のハラミの衝撃はとてつもなかった。
変な表現だが、カルビのようなハラミだった。
柔らかく、程よい脂と肉の旨味が口いっぱいにひろがった。
ロースも味わい深い。
新鮮な薄切り肉をさっと炙り、ご飯を包んで食べる幸せがここにある。
タレも焼肉の王道の味わい。
そして、生でも食べられそうなくらい新鮮なレバー。
今は無きレバ刺しを思い出す。
どんな高級店より、どんな有名店より、私は「和田」が好きだ。
頑固ジジイのおかげで旨い肉が食える。
手の調子が悪いのが心配だ。
小うるさいおばさんのおかげで店が生きている。
いつまでも元気でいて欲しい。
美味しいと素直に言えば、2人とも嬉しそうにしてくれる。
あんな美味しいものを食べさせてくれて、いつもありがとう。