リスボン旅行記③英語ガイドの現地ツアーでナザレとオビドスへ!
オハヨーリスボン!
今日はVELTRAで予約したツアーに参加します!今回の旅で一番行きたかったのが城壁に囲まれた「谷間の真珠」と呼ばれるオビドスの可愛らしい街。個人ではCampo Grandeのバス乗り場からテージョ社のバスで片道約1時間(約€8)で行けるらしい。
個人で移動してゆっくり町を散策しようかなーと思っていたのですが、世界一周を終えた友人が「ポルトガルが一番良かった!特にナザレ!」と教えてくれたのでナザレも行くことに。
しかし、オビドスとナザレ間の移動を調べるとバスの本数が少なく、場合によっては乗り継ぎも必要で面倒に感じてしまった。そこで、限られた時間の中で効率良く過ごすためにツアーを利用することに。
日本語ツアーやプライベートツアーもありましたが、①価格、②少人数バンでの移動、③訪問箇所の多さに惹かれて「少人数バンで行く!奇跡の街ファティマとオビドス、ナザレ、バターリャ欲張り1日ツアー(€65)」を選びました。英語ツアーですが、各所での集合時間と場所だけ分かればなんとかなる!
順路はリスボン→ファティマ→バターリャ→ナザレ(ランチ)→オビドス→リスボン。集合場所はrestauradores駅やRissio駅近くにある「Hard Rock Cafe」かMarques de pombal駅・Parque駅・Picoas駅付近にある「SANA Lisboa Hotel」です。私が泊まった「miraparque」から「SANA Lisboa Hotel」は徒歩3分くらいで行けて超ラッキーでした!
集合時間は9時10分。ホテル前で待つとバンがやってきた!今回の旅の仲間はフィリピンのカップルと中国の女性1名、ブラジルの女性1名、そして私達日本人2名でした。ガイドの男性が車内のスピーカーでみんなに色々話してくれたけど、ほとんど聞き取れず!だけど少人数ならではのアットホームな雰囲気があって、マイペースに過ごすことが出来ました。
車窓からの景色でコルクの木を発見!
リスボンから約1時間で最初の目的地であるファティマに到着。1時間くらいフリータイムがあり、時間になったら車に戻ってきてねというスタイル。とても天気がよく、白い建築のバジリカが際立っていた。
バジリカの内部。
ここファティマは第一次世界大戦中に聖母マリアが3人の子供達の前に姿を表したといういわれのある聖地。
バジリカの隣には出現の礼拝堂があり、マリアが初めて子供達の前に現れた場所らしい。
たまたまミサをしていた。今まで聞いたことのある聖歌とは違う聖歌が聴けて気持ちが少し引き締まった。
熱心な巡礼者は足をついて祈りながら進む。やはりここは聖地なのだな。
この大広場にこれだけの人が集まることもある。
その規模の大きさに圧倒されながらもショップにあったオメダイ(カトリック信者が身につけるメダル)選びに勤しむ私。
私は3つ購入。ショップはバジリカを正面に見て左側に進んだ所にありました。
お次は世界遺産の修道院があるバターリャ。ここでは40分くらいのフリータイム。
年季の入った建物が重厚感を増す。
内部はこんな感じ。有料で入れるエリアもあるが、入らなかった。
光の加減が良くてステンドグラスを通した色が綺麗。
修道院を出た所でお土産屋さん発見。
好みのものは無さそうな外観だったけど、キッチン用の布を見つけてしまった!
イワシの刺繍が可愛くて、色も5種類くらい選べたので買ってしまった。私はピンクを友人用に買ったけど、この画像見たら赤の方がイラストと文字のバランスが良くて色の配色もいいな・・。白地に素敵な織りもあってコットン100%で€2なら買っちゃうよ。店の人も押し売りしないけど色々説明してくれてとても良かった。
そして次は楽しみにしていたナザレ!しかし道路が結構混んでいてガイドさんの様子が変!!
「今日はカーニバルだから人が多くてランチを取れるか分からない。いつもならオススメのお店を紹介するんだけど、今日は混んでて無理だと思う。展望台でのフリータイムは10分。その後、海沿いの近くに降ろすからそこで1時間30分くらい フリータイムにするね。まずはレストランに入ってランチを頼むんだよ。すごく時間のかかるレストランもあるから先にどれくらいかかるか聞いた方がいい。僕のオススメはイワシを焼いたもの。茹でたジャガイモも添えられるんだけど、この組み合わせはシンプルだけどベストなんだ。リスボンよりも魚介が新鮮だから美味しいよ。」的なことを言っていた気がする。
え!展望台10分!?ファティマとバターリャもうちょっとフリータイム短くて良かったよー(笑)。しかも、カーニバルで混んでるって知ってるなら尚更時間配分変えて欲しかった!まぁそう言ってもしょうがないので、まずは展望台を10分で満喫すべく広場前の道路から急いで車を降りる。
見晴らしの良い場所へ直行!ナザレ来たらこれみとかなきゃ!!
波が高くて海の色が濁っている!?天気は少しもやがかかっている感じ。この場所からの開放感ある雰囲気はいい。夏場は青い海が見えるんだろうなー。
もう5分経ったので、同行者とは別行動に切り替え、私は広場の露店で妙に気になったポルトガルメイドのニットを購入。以前、マルタ島でも良さそうなニットを見かけた時に買わなかったことを後悔していたからここで買ってみた。
ナザレの海風やホコリに晒されているので、新しいものを出してもらった。だけど、少しほつれていたから結局外に出てたのを買ってしまった!少しほつれてても新品のが良かったのでは・・。集合時間を気にしすぎて正常な判断が出来なかった(笑)。
でも、生地がしっかりしてて€23だったからいいんだもん。ちょっと生地がオイリーな匂いするけど。いいんだもん!どうせ買わなくたって後悔するんだから。
同行者は教会内を見学。内装はキンキラリンのバロック様式で、アズレージョを使用したエリアもあるポルトガルらしい教会だった模様。買い物欲に負けて見逃してしまった。ナザレにもマリアは現れたそうです。
慌ただしい10分を過ごし、ランチを取るべく海岸沿い近くの駐車場へ。そこからは1時間30分の自由行動。路地を抜けて海岸沿いの道へ着いた。お土産屋さんやレストランが並んでいる。
素敵な布じゃのう。
目の前は大西洋。
ガイドさんが混んでて入れないだろうけどオススメって言ったお店は「A Celeste」。チャレンジしたけどやっぱり今日はいっぱいだよって忙しそうだった。
その真隣に入れそうなレストランがあったので入ってみた。その名は「Adega Oceano」。店を選ぶ時間も余裕もないから、ボッタクリの値段で不味かったらどうしよう、サーブ遅すぎて集合時間過ぎたらどうしようなんて考えながら入店。
後から調べたら、このお店はホテルにもなっているみたい。店内は奥行きがあって、大人数を収容可能になっていてほぼ満席だった。そして、待ちくたびれて怒っている人がいたので不安倍増。
まずは英語メニューを見てオーダー。店員さんに「ツアーで時間がないから急いでください」とお願いしたら察してくれた模様。
スターターが既にテーブルにセットされている。食べたければ有料で食べればいいので、全部食べました。コロッケは冷めていたけど、ワシャワシャした食感で面白かった。
何気なく置いてあったこのイワシのパテ。
開けたらキャットフードのような見た目。食べるダシのような味わいで意外に美味しかった!!後でスーパーで探したけど見つけられなかった。でも、ほとんどのスーパーに置いてあるらしい。
ワインは白の一番安いハーフボトル。安いからこれ頼んでる人多かった。味も魚介に合いそうなさっぱり飲みやすいワイン!
まず、すぐに出て来たのはBoiled Scampi(茹でエビ)。グラムでの注文だったので、数字を間違えたくないから300gとペンで手に書いて注文。殻もあるから300gが多いのか少ないのか良く分からないけど、15匹くらいいたのかな。頼んだ中ではこれが一番高かったような気がする。塩味が強めでエビの頭の部分にあるミソみたいなのが味が濃くて美味しかった!
この後、頼んだGrill料理が出て来るのに結局30分くらいかかりました。焼きで頼んだのはSquid(イカ)と定番のSardine(イワシ)。どっちも€10前後だったと思います。写真は自分でさらに盛ったもの。
イカは味に特徴がなかったので、そのままよりもレモンを絞ったりオリーブオイルやビネガーをかけて食べた方が美味しかったかもしれない。オリーブオイルが相性良かったし、オイル自体の風味も豊かで試す価値あり。
イワシは・・。普段食べないけどナザレで食べるイワシは最高!お腹空いていたのもあるけど、この旅でこの店のご飯が一番美味しかったな!付け合わせの茹でたジャガイモもシンプルでうまーい。茹でじゃがにビネガーつけても美味。
ふぅー。ナザレでの食事は大満足。他のお客さんは豪華なシーフードの盛り合わせやシーフードの煮込み、アサリ蒸しを頼んでる人が多かった。お会計は店員さんが忙しそうでなかなか捕まらなかったけど、接客は優しくて嬉しかった。集合時間5分前になってしまったので、お金はチップとしてキリの良い数字に切り上げてテーブルの上に置きました。店員さんに知らせながら急いで店を出ました!2人で€50-60くらいだったかな?
集合時間ぴったりに集合場所へ着くように行動していたのですが、他のメンバーが5分前行動だったので、小走りで合流したらそんなに急がなくていいんだよって笑われちゃいました。みんないい人だ・・。
満腹になったところで、しばらく移動。一番楽しみにしていたオビドスへ!この写真はオビドスの町付近にある駐車場です。
ツアーにさくらんぼのお酒・ジンジーニャが付いていたので、みんなで乾杯!結構強いお酒です。取っ手を持つと崩れやすいので注意。飲み終わったらチョコも食べられます。
お土産としても売ってるよー。
みんなで乾杯した後は1時間のフリータイム。この通路を越えると想像していた可愛らしい町が待っています。
オビドス来たよー!観光客いっぱい。写真だと暗いけど、実物はもっと明るく見える。
メインストリートにはお土産やさんが連なる。
フォトジェニックとやらではないか!?
オープンカフェも絵になる。
バーもあるんだ!
ファド用楽器の店?
メインストリートの終わりには城壁がそびえ立つ。
更に奥へ進むと緑が見え始める。
オビドスには古城を改装したポサーダがあり、食事を楽しんだり泊まることが出来る。右手の先にあるみたいだけど、私たちは城壁へ向かって進む。
あんなとこ人が歩いてる!登りたい!
城壁の上に上がる階段発見!
城壁の石と石の間からみる景色。
その先には自然が広がっていた。
振り向くと清々しい景色が素晴らしい。
狭い通路を自己責任で歩く。
城壁の上から町を眺める。
あっという間に1時間が過ぎて、リスボンへ戻る。リスボンに着いたのは18時30分頃だった。降車場所の希望を聞いてくれたので、Restaudores駅近くのHard Rock Cafe付近で降ろしてもらった。そこからグロリア線のケーブルカーが通る道を自力で登り、サン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台へ向かう。
結構な坂道を10分くらい歩く。
写真は明るいけど本当は暗い。ここは昼か夕暮れの方がいかにもリスボン!という風景に出会える気がする。
このテラスまで行きたいけど、工事中?で柵が出来ているので、柵の合間から撮影。
手前にベンチがあったので、しばらく流れの速い雲を見ながら休憩。
夜景を満喫した後は、先ほどの坂を下り、今夜もスーパー「Pingo Doce」へ!と向かった際に見つけた「SEASEDE」という靴屋さんが気になって入店。
好みの靴がいくつかあり、しばらく見入ってしまった。
元の値段もリーズナブルだけど、2月のセール中で更に安い!
私はこの靴を€14でGETしました。このデザインと色合いはなかなか見かけないので買って良かった。
その後、「Pingo Doce」で日本では珍しいQueijo Fresco(フレッシュチーズ)を€1以下で購入。
賞味期限が短いけど、日本に持ち帰って食べました。おぼろ豆腐を固めたような食感で、味わいはミルクの味が強く、出来立てには及ばないのでしょうが、確かにフレッシュさを感じました!それこそVinho Verdeに合いそうな味。一緒に食べた人は味がしないと言ってましたけど(笑)。
滞在最後の夜なので、そんなにお腹は空いていないけど気になっていたレストラン「Solar dos Presuntos」へ行くことに。Restaudores駅から近くて徒歩5分くらいです。
ショーウィンドウには生ハムやシーフードが堂々と並んでいる。
サッカー選手や著名人も訪れるような有名店のようで、店内には沢山のサインが飾られ、店内は満席でひっきりなしに人が訪れていた。運良く5分程度待ったら席が空いたので入れました。
例のごとくおつまみがセットされている。生ハムの盛り合わせとチーズだけ食べて、オリーブとパンは下げてもらいました。生ハムは見るからにスライスしたばかりで、バルセロナで食べて感激した生ハムと同じくらい美味しかった。舌ざわりやコクがなんか違うんだよなー。
このQueijo de Azeitaoというチーズ、中身がとろとろクリーミーで少し癖があるのに食べやすくて美味しかった!ので、次の日に小さいサイズをスーパーで買って日本に持ち帰りました。赤ワインと一緒にパンのディップにして食べたいチーズ!
Queijo de Serra da Estrelaというチーズがポルトガルでは羊のミルクで作った中身とろとろ系チーズとして代表格のようなのですが、たまたま食べたこのチーズも美味しかった!同じ羊のミルクチーズでも「NISA」というチーズはまた違う食感・味わいで美味しいらしいので、試してみたかったな!
ポルトガルのチーズに関しては、この方の情報がとても詳しい。
メインはイカ墨ごはんをオーダー。2人前って書いてあったけど、こりゃ3-4人前だよ。ムール貝?を上にのせてあり、中のイカ墨ご飯にはイカとエビがこれでもか!というくらいたーっぷり入っていて贅沢。
アクセントでコリアンダーも入っていた。味に飽きたらレモンを絞って食べるのがいい。なんかスペイン色の強い料理だった。そして、スペインで食べる方が美味しいかもしれない。何故なら、アリオリソース(ニンニクマヨソース)が付いてくるから。
ポルトガルの料理って結構コリアンダー入っているので、パクチー苦手な人はキツイかもしれない!私は好きだけど。
どこかで食べたような味だったので、食べたことのないカタプラーナ(魚介の蒸し煮)系の料理を食べれば良かった!もちろん、これも美味しかったですよ!残したら持ち帰りも出来ます。
ちなみにこの店はワインが豊富すぎてメニューはタブレットの中に内蔵されていました。よく分からないクセにめちゃくちゃ悩んで頼んだROSEのグラスはまさかのポートワインでした(笑)。食後酒を食中に飲んでしまう常識外れな日本人丸出しです!
一度はポルトガルでポートワインを飲みたかったので、これはこれで満足なのだ!お会計は2人で約€75。チップ少ないかなーと思いながらも€80出して店を出ました。滞在中で一番高い食事になりました。お腹を空かせてくれば良かった・・。
こうして最後の夜を過ごし、ホテルに戻って就寝。
明日が滞在ラストの日。楽しい時間はあっという間です。